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起業するまでの人生を振り返る⑧(独立決意編)

目次

CAT起業物語12日目😺

僕はM’s BOXでたくさんの新鮮な経験をさせてもらってました。しかしどんなに楽しい事もいずれ終わりがやってきます。

ある日みっくん(幼なじみ)から言われました。

光「俺もう一回プロボクサーとしてリングに立ちたいと思ってるねん。やから自分のトレーニングの時間を増やしたい。でもそうするとM’s BOXを存続していくことはできへん。やからスタジオを一旦畳もうと思ってる。」

赤「え!?マジか。。まぁでもみっくんの夢やししゃーないよな」

と言いつつも僕は心の中でモヤモヤしてました。プロボクサーにまた復帰したいという彼の気持ちは常日頃から感じてました。でもM’s BOXでの時間は僕にとってかけがえの無いものでした。何か方法はないのか。。僕は悩みました。

たくさんの方がM’s BOXに来てくれました。

その日僕はいつものようにマンションの点検をしてました。その日は大きい団地で約200本の消火器を無心で点検してました。

点検を早く終わらす為、階段は二段飛ばし、廊下は早歩きで点検してました。汗をかいてました。息があがって何も考えられなくなった、その時急に閃きました。

「防災屋で独立しよう。」

脳天を電流が走りました。

僕は点検部に来て以来、毎日仕事を「こなして」ました。でも会社に入る前はライオン防災の井上さんに憧れて独立しようと思ってました。

しかし毎日の激務の中でそんな気持ちはすっかり無くなり、目標を見失ってました。しかし心の余裕ができ、M’s BOXという新しい風を入れたことで初心を思い出す事ができました。

僕はその後すぐに上司に相談しました。

赤「〜さん、実は話があります。僕は会社を辞めて防災屋で独立しようと思ってます。」

上司「え!?ほんまに言ってんの??赤川くんのスキルと経験やと厳しいんちゃう?人脈とかあんの?失敗するから辞めときーさ!」

赤「いえ、もう決めました。何を言われてももう気持ちは変わりません。」

その時の僕の気持ちは頑なでした。でも絶対的に食っていける根拠も無いし、自分の未熟さも重々理解しているつもりでした。でも自分に嘘をついて毎日生きるのはもう辞めたい。自分で道を切り開いていきたい。自分は自分であり、他の何者でもない。その気持ちしかありませんでした。上司にその事を告げたあと景色が急に色鮮やかに見えたのを今でも覚えています。

その後すぐにみっくん(幼なじみ)に電話をしました。

赤「俺決めたわ。来年の4月から防災屋として独立する!でもM’s BOXも残したいからスタジオの権利を俺に引き継いで、俺の事務所として使わせてくれ!みっくんはプロボクサーの夢を存分に追っかけたらいい。ほんでいつか帰ってくることがあればまたM’s BOXを再開してほしい。それまでM’s BOXは俺が守るわ!俺は俺の夢を追うし!」

光「え!?いいの??もちろんそうしてくれたらめっちゃ嬉しい!ありがとう。」

それから僕は変わりました。独立するための準備、勉強をしていきました。独立すると宣言した後その噂は社内、社外ですぐに広がりました。

8割9割は辞めといたほうがいい。失敗する。と言われました。しかし一切動じませんでした。それは数年前ライオン防災井上さんに言われた言葉が胸に深く刻まれていたからでした。

井「赤川くんは性格的にいつか独立するような気がする。おそらくその時に周りは反対するやろうし、失敗するって言ってくると思う。でもそれは『ノイズ』やから。全部無視していいよ。俺も言われたし。」

当時それを言われた時はピンと来てませんでしたが、実際に周りに言われて分かりました。これは『ノイズ』だと。

僕の憧れであるライオン防災井上さん

でも本当に僕のことを心配してくれて言ってくれた人もたくさん居たと思います。

でも気持ちは変わりませんでした。

そしてある日、僕は課長に呼び出されました。。

〜次回へ続く〜

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